フローニアス社 溶接システム

CMT方式溶接電源

CMT方式溶接電源
  • 溶接方式:MIG/MAG CO2
  • 適用用途:自動車製造ラインや板金など
  • フロー二アスが世界で初めて開発し実用化させた、低スパッタ、低入熱溶接プロセス「コールドメタル・トランスファー(CMT)方式」デジタル溶接電源
    発売以来20,000台の実績。高度なワイヤ送給と波形の複合コントロールで、スパッタ発生を極限まで低減。入熱量も大幅削減します。アークの安定により高品位、高速溶接を実現します。
  • 多彩な溶接プログラムを標準搭載
    鉄、ステンレスのほかアルミ、チタン、ニッケル合金など多彩な溶接モードを内蔵。サイナジックコントロールにより1つのパラメータを変更するだけで容易に溶接条件を設定することが可能です。
  • 自動車製造のホワイトボディに最適
    入熱で強度が落ちるハイテン材にも低入熱溶接が可能。優れたギャップブリッジ能力、さらに異なる開先でも同じ条件で溶接可能など、自動車製造ラインに最適です。
  • メーカを問わず、あらゆるロボットとの組み合わせが可能
    溶接機自体に、波形、ワイヤ送給の制御装置が組み込まれているため、あらゆるロボットとの組み合わせで使用が可能です。
コールドメタルトランスファー(CMT)プロセスの特長
フロー二アス社が世界で初めて開発し
実用化させた低スパッタ、低入熱の
非常に安定した溶接プロセス。
コールドメタルトランスファー(CMT)プロセスは、精密な波形制御性能を持ち、あらゆる金属で高品質継手が維持され、安定したアーク溶接を実現するプロセスです。従来のMIG/MAG溶接と異なり、特殊なワイヤ送給制御により、溶融プールを強制的に冷却。この制御を繰り返すことにより、溶接速度と溶接品質向上が同時に実現します。それによりスパッタを極限まで押え、MIGブレージング、炭素鋼とアルミの異材接合、0.3ミリの薄板溶接など多彩な接合が可能です。

CMTプロセスの基本的な特長

ワイヤ送給と波形の複合コントロール
デジタル制御がアークの短絡を感知、ワイヤを毎秒50〜130回送給制御し溶滴の確実な移行を制御します。
入熱量の大幅低減
アーク発生時、ワイヤを溶融プールに向かって送給し短絡を検知したらすぐにワイヤを引き戻すプロセスで、溶融プールを冷却し入熱を大幅に削減することができます。
スパッタを極限まで低減
ワイヤの引き戻しが溶滴の引き離しを促進します。また短絡時に電流は最小限にコントロールされることによりスパッタを極限まで低減した溶滴移行が可能になります。
アークが極めて安定
ワーク表面がどの様な形状でも、いかなる溶接速度であっても、アーク長が検知されワイヤ送給が調整されるため、あらゆる位置、姿勢でも安定した溶接が可能です。
ワイヤ送給と波形の複合コントロールの図

さらにCMTが進化

難易度の高いアプリケーションに対してはCMT複合機能が用意されています。

CMTパルス
この方式はCMTサイクルにパルスアークを組み合わせたもので、入熱を増加させ溶け込みを増加させることが出来ます。
CMTパルス
CMTアドバンスト
この方式はワイヤの極性をプラス・マイナスと切り替えることにより、溶け込み量を変えずに溶着量を増加させることが出来ます。
CMTアドバンスト
CMTアドバンスト・パルス
この方式はCMTパルスにCMTアドバンストの極性切り替えを加えることにより、溶け込みと溶着量の増加をさせることが出来ます。
CMTアドバンスト・パルス

CMTによる炭素鋼の溶接

高い溶接スピードの図
高い溶接スピード
約50%アップ
スパッタを極限まで低減の図
スパッタを極限まで低減
炭素鋼、1メートルの溶接長で測定
99%ダウン
入熱量の大幅低減の図
入熱量の大幅低減
アルゴン:80%、
CO2:20%の混合ガス
炭素鋼1mmの例
入熱量約50%ダウン

CMTによるアルミニウム溶接

アルミニウムの薄板の高速溶接が可能の図
アルミニウムの薄板の
高速溶接が可能
0.3ミリまでの薄板溶接が可能
高い溶接スピード:50%アップ
入熱量の大幅削減、高い溶接スピードの図
入熱量の大幅削減
高い溶接スピード
入熱量:約90%ダウン
10倍のスピードアップ
入熱量比較の図
高いギャップ・ブリッジ能力の図
高いギャップ・ブリッジ能力
2.5mmのギャップ能力
(CMTアドバンストパルスの場合)

CMTの最新応用例

炭素鋼とアルミニウムの接合の図
炭素鋼とアルミニウムの接合
アルミ側は融接し炭素鋼側はロー付けされることにより継ぎ手が得られる。
クラッシュ試験ではアルミが潰れ継ぎ手は健全。
ステンレス鋼のTIG溶接とCMT溶接の比較の図
ステンレス鋼の溶接
従来の5倍のスピードアップ
CMTクラッディングの図
CMTクラッディング
低入熱により溶材の母材に対する希釈率を2%まで抑制しスパッタが低減された溶接速度の高速化により、生産性がアップしました。
希釈率:約75%ダウン
溶接速度:従来の2倍
CMTミグブレージングの図
CMTミグブレージング
材質:溶融亜鉛メッキ鋼板
パルスTIGやショートアークに比べ低ヒュームを実現
低スパッタCO2溶接の図
低スパッタCO2溶接
材質:炭素鋼
溶接長:1m
スパッタ:99%ダウン
CMTブレーズプラスの図
CMTブレーズプラス
フロー二アスはミグブレージング専用のトーチと溶接プログラムを開発。トーチには水冷のガスノズルを採用し、シールドガスの温度を一定に管理、さらにノイズ内径を4ミリと小さくすることでアークを収束することを可能にしました。これによりレーザ・ブレージングに匹敵する溶接速度3.8m/分およびスパッタを低減した細いビード幅を得られるようになりました。

世界最高レベルの安定したCMT溶接プロセスにより、ピン溶接や金属積層施工が可能です。

CMTピン接合の図
CMTピン接合
溶接ワイヤを母材にピン状に溶接。ピンの長さ、先端形状もコントロールができ、ピンのアンカー効果により金属と樹脂等の接合が可能です。
CMT金属積層溶接の図
CMT金属積層溶接
低入熱により金属積層も可能になりました。

どんな用途にも適合する理想的なCMT溶接システム [半自動][自動]

どんな用途にも適合する理想的なCMT溶接システムの図

仕 様

商品番号 電源電圧 溶接電流 効率 溶接電圧 使用率(10分/40℃) 保護回路ヒューズ サイズ・重量
TPS 2700 CMT 3×200V+/−15%、
50/60Hz
3〜270A 87% 14.2〜27.5V 270A(40%)、170A(100%) 16A 625×290×474mm・27kg
TPS 3200 CMT 3〜320A 91% 14.2〜30V 320A(40%)、200A(100%) 35A 625×290×474mm・35.6kg
TPS 4000 CMT 3〜400A 88% 14.2〜34V 400A(40%)、320A(100%) 35A 625×290×474mm・35.2kg
TPS 5000 CMT 3〜500A 90% 14.2〜39V 500A(40%)、360A(100%) 35A 625×290×474mm・35.6kg

※対応可能材料:鉄、SUS、アルミ、マグネシウム、チタン

標準仕様 オプション
溶接電源:TPS5000CMT トーチ:狭開先用トーチ
フィーダー:VR7000CMT ロボットインターフェース
水冷装置:FK4000R  
リモートペンダント:RCU5000i  
トーチ:RobactaTwinCMT  

 

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